初めに忠告だけ。
本記事は、薬物そのものにかかわるものではありません。
回ったのは、ベンチャー上がりの大企業や日系企業、大学、ベンチャー企業、それを支えるインキュベーション施設などで、はやりの「スタートアップ」がいかにして生まれ育ってきたか、学ぶためのものでした。特に某通信キャリアのイノベーション支部では、自分たちで考えたビジネスモデルをあらかじめプレゼンに落とし込んで、重役3人の前で発表する&フィードバックいただく、というチャンスつき。
インテル、入ってる
簡素な言葉ですが、とてもいい経験になりました。自分の興味のある国際開発という分野は、イノベーションやスタートアップという一見離れた概念に親和性が高かったことに気づけ、同時に、シリコンバレーの住民のマインドセットや感覚、自信、環境を垣間見れた気がします。
そして、すごく陳腐な話ですが、こちらで働いている日本人がとても輝いていて、そして就労環境が素晴らしくて、表面的・直感的に「あ、ここで働けたら、楽しそうだな」と感じざるを得ませんでした。日本の典型的なビジネスマンとは異なり、自由で、楽しげで、常に新しい価値を創り出すことに意識が向いているようでした。アツい人ばかりです。
ですが、逆に、「ここでは働きたくないな」と思いました。
想像していなかっただけなのかもしれませんが、自分のやりたいことはここでイノベーションを生み出してドカンと当て、お金を稼ぐことではなさそうだったからです。どちらかというと、だれかの役に立っている実感や、お金を稼ぐことが念頭にない生き方に惹かれていたからです。
規模の大きさは確かに、魅力ではありました。が、それはただ、新鮮だったから。かっこよかったから。
一通りまわって総評をまとめると、結果、「俺は、ここじゃねぇ」でした。
ベンチャーインキュベーション施設
自分の軸を保つことに意識を向けないと、圧倒されて、飲み込まれてしまいそうでした。刺激を受けましたが、想像を絶するほど巨大で、何度か、それに惹かれて、やりたいことを忘れそうになりました。シリコンバレーは、それだけ大きなビジネスが動いていたり、イノベーションが世界を変えていたり。
夢のような、しかし悪魔や薬物のような、街でした。
そして、それを通して収穫が一つありました。僕はいつのまにか、自分の軸をポイポイ変えるような人間ではなく、それを保とうと努力する型の人間になっていたということに、気づけたことです。
それがいいことなのか、悪いことなのか、わかりません、というか、どちらもなのでしょう。環境や状況次第なのでしょう。ともかく、良い気づきでした。
とある夕食・起業家たちと
実は、現在、すでにボストンに移動しています。
こちらでの何か、経験、成長についても、記事を書く予定です。
まだまだ、楽しみです。
Leo
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